歯周病治療
歯に付いた歯垢(プラーク)や
歯石は、
細菌の塊です!!!
歯周病は歯と歯茎の間に細菌が繁殖することで、歯周病菌に感染し炎症が起こる疾患のことです。長谷川洋子デンタルクリニックではお口の中の状態・進行度合いに合わせた歯周治療で、まずは感染源を取り除いていきます。そこからは、歯周治療により改善した状態をさらに良くするのも、歯周病の進行を遅らせるのも、日頃の歯磨きがとても重要になります。その為、質の高い歯磨きが当たり前の習慣となるようセルフケアのサポートを行っていきます。
このような場合はご相談ください
- 歯磨きすると血が出る
- 口の中がネバネバする
- 歯がグラグラする
- 口臭が気になる
- 歯ブラシに血がつく
- 歯茎が腫れている
- 歯がしみる
- 歯が浮いてる感じがする
- など
治療方法
軽度歯周病(歯肉炎・歯周炎)の
場合… スケーリング
歯垢(プラーク)が石灰化してできた歯石は、通常のセルフケアでは落とすことが難しく、専用の器具を使用する必要があります。その為、スケーラーという歯科医院専用の器具を使用し、歯の表面から歯茎の下まで、歯垢や歯石を徹底的に綺麗にしていきます。この治療を「スケーリング(歯石取り)」と言います。スケーリングは歯周病予防にも効果が期待できるため、定期的なクリーニングを心掛けましょう。
中度歯周病(歯周炎)の場合…
ルートプレーニング
進行した歯周病は歯茎の奥の方まで歯垢や歯石が付着している状態になるため、スケーリングに加えて「ルートプレーニング」を行う必要があります。ルートプレーニングを行うことで歯垢や歯石の除去だけでなく、歯や歯の根の表面までツルツルになり、再付着の予防にも効果が期待できます。
重度歯周病(歯周炎)の場合…
歯周外科治療
重度にまで進行した歯周病は、スケーリングやルートプレーニングだけでは改善が難しいため、外科的な処置を行う必要があります。歯周病により歯の周りの骨が溶けている場合は歯周組織再生治療で骨の回復を行ったり、腫れが引かない歯肉を除去するなど、症状によって適切な治療を行っていきます。
歯周病は進行してしまうと、程度によっては、
抜歯が適切になることもあります。
患者様の状態に応じて、治療方法をご提案させていただきます。
歯周病は予防を行うことが
とても大切です
歯周病の治療方法は日々進歩しており、患者様の状態や医院の環境が整えば、失われた歯を支えている骨を再生することも可能になりました。しかし重度に進行しすぎてしまった歯周病を完全に治すことは難しく、治療できたとしてもその分、患者様の労力を伴います。
歯を歯周病から守るため大切なことは、定期的なメンテナンスを続けることです。歯周病になる前段階から、適切なリスク判断とそれに基づく治療で歯茎の状態を改善し、正しいブラッシング指導を受け、少なくとも半年に1回はプロによる定期的な歯垢・歯石・歯周病菌の除去を受けるようにしましょう。
長谷川洋子デンタルクリニックの
特長
患者様ご自身と歯科医院との二人三脚での取り組みTBI(歯磨き指導)をはじめ、
セルフケアサポートを大切にしています
TBIとは“Tooth Brushing Instruction”の略であり、歯磨き指導のことをいいます。毎日歯磨きを行っていても、正しい方法で行えていないとむし歯や歯周病になってしまいます。歯磨きだけでむし歯や歯周病を完璧に予防できる訳ではありませんが、予防の軸として、正しい歯磨きの方法を身に付けることがとても大切です。
歯周病は重症化すると、顎の骨が溶かされ最終的に歯を抜かなければならない状態になってしまいます。長谷川洋子デンタルクリニックでは、奥深くまで菌が入り込んでしまった場合は、外科手術(フラップ手術)も行っています。歯肉を切開し、患部が明確に見えている状態で感染源を取り除きます。早期発見・早期治療が理想ですが、重度の歯周病でお悩みの方もまずは一度ご相談ください。
歯周病治療のプロ!
歯科衛生士による治療とは?
SRP
SRPとは、スケーリングとルートプレー二ングのことをいいます。
歯についた歯垢や歯石をしっかりと取り除きます。
PMTC
PMTCはプロフェッショナル・メカニカル・ティース・クリーニングのことをいいます。セルフケアでは除去しきれない、汚れを専用の器具を使用し落としていきます。
TBI(歯磨き指導)
毎日行う歯磨きについて、患者様一人ひとりに合わせた正しい方法を丁寧にアドバイスしていきます。
歯周病治療の流れ
STEP 01 精密検査
レントゲン撮影、歯茎の検査、口腔内写真撮影、歯の汚れ度合いの検査 など
STEP 02 前回の検査結果の説明
治療や予防の計画・方針の説明&カウンセリング
STEP 03
歯ブラシ指導(TBI)・
スケーリング
当院の自慢!
徹底した
歯磨き指導!
STEP 04 歯ブラシ指導(TBI)・スケーリング
リスクの低い方は1回で済むことがあります。
STEP 05 精密検査2回目
TBI・スケーリングでどれだけ改善しているか、更に細かい歯石取りが必要かを診ています。
STEP 06
ルートプレーニングを実施
(※必要な方のみ)
処置をする部位のみに限局した小さなレントゲンを撮ることがあります。
※リスクによっては4~6回通院が必要です。
STEP 07 精密検査3回目
更に現状や改善点を評価し、重度歯周病で必要な方は歯周外科治療をします。
病態が改善または安定していることが確認できた方は、定期的なメンテナンスに移行します。
歯周病と全身疾患の関係
歯周病をお口だけの病気だと
軽く考えていませんか?
歯周病はお口の病気だからと軽視している方も多いですが、「お口の中で大量に増殖した歯周病菌を食べ物と共に毎日飲み込んでいる」と考えると、心身の健康を守るためにはお口の健康維持は必要不可欠だとわかっていただけるかと思います。
さらに、歯周病菌は血流などに乗って全身を回り、糖尿病・動脈硬化・心筋梗塞・脳梗塞・早産など数々の全身的な病気を引き起こすことも分かってきました。また、歯周病に限ったことではありませんが、歯を全て失ってしまった人は抑うつになるリスクが高くなるとも言われています。
全身の健康の為にも、お口の病気の治療を後回しにせず、早めに受診するようにしましょう。
医科歯科連携
当院は医療機関と提携しながら
治療を行っています
全身と口腔内は非常に密接に関係し、影響し合っています。
口腔内のトラブルによって、様々な疾患を引き起こす前に医科・歯科連携体制での治療や予防に取り組むことで、早期発見・早期治療を目指し、重症化によるあらゆるリスクの軽減に努めています。
持病があり、歯科治療に影響のある薬を服薬中の方も、医師と情報を共有しながら、安全な治療計画を立案していきますので、安心してご来院ください。
医科歯科連携手帳って何?
この手帳の目的は、医科歯科双方で糖尿病及び歯周病のリスクチェックを行い、
未治療、治療中断、治療不十分の患者様の治療を促すことです。